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最初の一歩を踏み出してみました
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平成20年7月18日 相続アドバイザー協議会 特別講座
テーマ 「二代目社長が語る事業承継とM&A」
講師 株式会社 週間住宅新聞社 代表取締役 長尾 浩章先生

日本には、代々歴史を持つ中小企業がたくさんあります。
しかし今は、時代の変化や、団塊世代の高齢化により、
大量の廃業予備軍を抱えています。

事業承継といっても100社あれば100通りの事業承継があります。
同じものは一つもありません。
まず、その会社は継ぎたくなるほど魅力的ですか?
会社を継ぎたくなるほど魅力的にするのは、継がせる側の責任です。

二代目社長は世間から、簡単に思われています。しかし、実際は
やってみると大変です。そのことを理解して欲しい。

私の場合、
私が生まれた年に会社が設立されました。子どもは三人、男一人。
幼い頃から母に、「お前が会社を継ぐのだ」といわれていました。
会社に入社してからも、母の存在は大きかったです。
寡黙な父との架け橋にもなってもらいました。

会社内では、父の経営の元に頑張ってきた先輩社員がほとんど。
社長として、「こうあるべきだ」と言われてもできない自分がいます。
その度にプレッシャーになりました。
職人気質の強い社員に頼るのではなく、組織力で回る会社にする
ことが急務でした。

私が社長になる前後6~7年で、社員の約9割が入れ替りました。
役員の解任も行ないました。
自分としては残ってもらいたい人材ほど、先に退社していきます。
「この人がいなければだめだろう」と思える人が退社しても、会社はどうにか回りました。
これが「会社の信頼」なんだと感謝しています。

会社には「思い」があります。「魂」があります。
これをどう承継するか。
親子でも、兄弟や夫婦でも価値観は違います。

事業承継は、譲る側(親)に全責任があります。
継承するのは、いかに大変なことか理解してもらいたい。
そして、受ける側にも「覚悟があるのか」を問いただしたい。

会社の100%の承継は無理です。
頑張っても承継は20%。残りの80%は変わってしまう。
継ぐ側は、常に新しいものを生み出す努力をする必要があります。

参考資料
中小企業庁 財務サポート「事業承継」
        
事業承継協議会のホームページ
   
中小企業ビジネス支援サイト J-Net21

中小企業大学校


貴重な体験談、ありがとうございました。



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リフレティ (埼玉県川越市)
 相続アドバイザー協議会会員・旭化成不動産情報ネットワーク会員
 相続・不動産・住宅ローンの相談はお気軽に。



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HN:
水沼 修
性別:
男性
職業:
不動産業、相続アドバイザー
趣味:
読書、ウォーキング
自己紹介:
相続アドバイザー協議会
上級アドバイザー

旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
土地選び方セミナー講師
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