ＷＢＣ日本優勝

５度にわたる韓国との戦い。

ＷＢＣ決勝戦は、原監督が試合前に「世紀の一戦」と
形容したごとく、まさに「決闘」という言葉にふさわしい
内容だった。アジアの両雄、日本対韓国がともに決勝
まで勝ち上がり、最高の試合を戦った。

惜しくも敗れ準優勝となった韓国選手。帰国後報道陣
の前でのインタビューでは、悔しさばかりで笑顔がない。
もし、決勝の相手が日本以外ならどうだったのだろう。

もしも、日本が敗れ準優勝だったら、日本の選手はきっ
と笑顔だったと思う。そしてもっと、韓国をたたえたと思う。

国際大会には愛国心はつきものだが、韓国選手たちが
勝利後マウンドに国旗を突き立てたりしたのも目に余る。

米国チームに勝利したあと、米国野球への尊敬の念を
きちんと語った原監督はその点充分紳士的で立派だった。

日本では野球というスポーツが、人間の精神性を育てる
神聖なスポーツとしての役割を果たしていることを世界に
アピールできたと思う。

サムライ・ジャパン
サムライは強いだけではなく、謙虚で気高い心を持つ。
野球という競技を通して、自分と相手の双方の素晴らしさ
を認め、互いに尊敬し合う。
今回のサムライ・ジャパンは武士道の心も教えてくれた。

心から思う。「優勝おめでとう」そして「ありがとう」


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