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ある場所に、大きなゾウがとても細い杭にロープでつながれていました。
大空を自由に飛び回っていた小さな鳥が、その大きなゾウの大きな頭に
降り立ち、こう話しかけました。
「ゾウさん、こんにちは。いつもここにいますね」
大きなゾウは言いました。
「やあトリ君、いつも気持ちよさそうだね。僕は人を運ぶ仕事をしているんだ。
子供の頃から、人と一緒に生活をしているんだ。今はその人を待っているんだよ」
「ゾウさんは、どうして逃げないの?」
「逃げる?僕だって君のように自由に飛び回りたいよ。でも、ダメなんだ」
「どうして?ゾウさんは、そんなに大きいじゃないか。こんなに細い杭とロープは、
簡単に引っこ抜けるよ。やってごらんよ」
いや、ダメなんだ。昔、何度もためしたんだ。でも、この杭とロープは壊せなかった。
だから、無理だよ。やるだけムダさ。このロープは僕が壊せないぐらい強いんだよ」
「大丈夫だよ。ゾウさんは、すごい力を持っているんだから、きっと出来るよ」
大きなゾウは想像した。ロープを引きちぎって自由に走る姿を・・・・。
それは、心地の良い、爽快な妄想だった。
「ありがとう。なんだか気持ちよかったよ。でも今まで何度やってもダメだった。
やっぱり無理だよ。僕は学んだんだ。」
ゾウは、まだ身体が小さい頃、どんなに暴れまわってもびくともしないような
太くて頑丈な杭と絶対に切れないような強くて太いロープにつながれます。
そして、そのうち学習するようになります。
「暴れるだけムダ」「この杭とロープは絶対に動かないものなんだ」と学習します。
そして、二度と暴れなくなるのです。
そうやって育てられたゾウは、大人になっても暴れません。
もう、十分に力があるにもかかわらず。しかも、頑丈な杭と太いロープではなく、
細い棒切れとロープにつながれているにもかかわらず。
「自分にはできない」そう思い込んでしまったからです。
このゾウは、私のことです。
そして、あなたのことかも知れません。
浜口 隆則著 「心の翼」の見つけ方 より
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上級アドバイザー
旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
土地選び方セミナー講師