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厳しい寒さの中で任務を遂行する越冬隊の隊員達にとって、日本の家族から届けられる電報が、何よりの楽しみだったそうです。
電報は字数が増えれば、それに比例して費用もかかってしまうのですが、当時南極への通信手段は電報しかありませんでした。
ある日、新婚まもなくやってきた隊員のもとに、日本にいる新妻から電報が届きました。
その電報は、わずか3文字だったのですが、新婚の隊員はもちろん、その3文字を読んだ隊員達はみんな涙があふれて止まらなかったそうです。
その3文字とは・・・・・
「あ ・ な ・ た」 の、3文字だったのです。
この3文字を読んで、みんな涙したそうです。
この3文字に、夫に向けられた愛情、気遣い、励まし、恋心が含まれていたのです。
「私達は『あ・な・た』と呼べる相手がいて初めて、自分の存在の確かさを感じることができる。」
これは、心理カウンセラー 田中 信生氏の言葉です。
あなたにとっての『あ・な・た』とは誰ですか。
そして、あなたは、何を与えていますか?
しかし、すべての人が共通して目指していることがあります。
それは「幸せになること」です。
「幸せであることを味わうこと」と言ってもいいかもしれません。
実際「不幸になりたい」と思っている人は見たことがありません。
「売り上げを伸ばす」という目標を目指している人は、売り上げを伸ばすことが幸せにつながると、心のどこかで思っているのです。
人に認められることを目指している人は、人に認められることが幸せなことだと、無意識に信じているのです。
マイペースでのんびり生きている人は、それが幸せなことだと思っているのです。
何をもって幸せとするかは、各自の価値観が決めるのですが、すべての人が「自分にとって幸せな生き方をしたい」と思っているわけです。
ある心理学者の言葉です。
「人は皆、幸せになることを目指している。しかし、何が本当の幸せか気づいている人は極めて少ない。」
Aさんの場合です。
「Aさん、今期は売り上げを1.5倍にしたいということですが、その目的は何ですか?」
「そうですね、売り上げを伸ばして、私の収入を大幅に増やしたいんです。」
「収入を増やすことが目的なんですね。収入を増やすのは何のためですか?」
「わが家に経済的なゆとりをもたらしたいといったところですね。」
「経済的ゆとりをもたらす目的は?」
「家を建てたいんです。それも理想的な家を。」
「その家を建てるのは何のために?」
「うーん、そうですね、理想的な家庭を実現したいんです。」
「Aさんにとって、理想的な家庭とは、どんなイメージですか?」
「えーっと、やはり、家族の団欒があって、家族が繋がっている感じですね。当然、家族の対話も多いです。」
「では、家族が繋がっていたいと思われる理由は何でしょうか?」
「それは、それこそが、私と家族が幸せを感じる人生ですし、それこそが、私と家族が出会った理由だからです。」
「なるほど、それ以上の目的はありますか?」
「うーん、いーえ、それが究極の目標です。」
「では、Aさんが売り上げを1.5倍にしたい目的は、ご家族が繋がっていて幸せを感じることができるような、そんな家庭を実現することですね。」
「その通りです。心のそこからエネルギーがわいてきました。」
目的、さらに、その目的、そのまた上位の目的と聞いた結果、最も上位の目的(究極の目的)が明確になった例です。
4月4日よりスタートした、第12期 相続アドバイザー養成講座も7月25日に行なわれた第20講座で終了いたしました。受講生の皆様、理事・評議委員の皆様、そして各講師の皆様、4ヶ月間の長期に亘り、大変お疲れ様でした。
今回も素晴らしい受講生の皆様に支えられ、終了することができました。毎週通う水曜日が楽しみであり、終わってしまうことを非常に寂しく思っています。
今回の20講座のうち、10講座が元受講生の講師による講座でした。それだけ、受講生の方のなかに、素晴らしい方が多いことの証明だと思います。
この相続アドバイザー協議会には、相続の勉強を通しての「自分自身の人間力を向上」「心を大切にする」「謙虚さと感謝」というような理念があります。そこに、共感いただける受講生も多いと思います。
相続は必ず誰もに起こります。一部の資産家の問題ではありません。しかし、相続はビジネスになるとは限りません。相続ビジネスだけで成り立っている方はごくわずかです。
相続の勉強は税金・法務だけにとどまりません。不動産・介護・お墓・地域性など、ありとあらゆるものに及びます。相続は人と人のつながりです。相続に携わることとは、その方の生き様に携わることです。自分の人間性をかけて携わることです。
20講座で終わりではありません。むしろここがスタートです。
素晴らしい仲間とめぐり合えたこと、これから一緒に学べること。
この相続アドバイザー養成講座、および相続アドバイザー協議会との出会いに心より感謝致します。
ありがとうございました。
(株)ハート財産パートナーズ 代表取締役 林 弘明先生による
「資産家のための遺産分割争いの予防と強制結着」 講座
今回が最終講座です。最後にふさわしく、数々の不動産コンサルティングを手がけている林先生のお話です。
相続アドバイザーとして、プロである以上、お金をもらわなければなりません。お客様はこちらの力量を観ています。最初の1~2時間は無料です。「ここから先は経費がかかります。」この一言がプロのあかしです。必ず後日、見積を提出し、契約書を交わしてから作業に入ります。
自信満々に話される林先生に、会場全体が圧倒されていたように思います。
遺産分割対策における考え方に、「相続の三種の神器」があります。 長男 ・ 親の面倒 ・ 家業継承
ポイント! 家族のコンセンサスづくり。意思統一が大切です。
戦前の日本は大家族主義でした。全てを長男(跡取)が相続します。田を分けるのは「たわけもの」現在の均分主義はマッカーサーの陰謀。と、いうのは・・・・・!。 話はすべて、林流です。
そして、「ここから先は経費がかかります。」
相続争の本質は兄弟げんかです。そこを理解すれば、知恵やアイデアが出てきて、大きなビジネスチャンスになります。林先生ならでは説得力と、豊富なアイデアに、ただただ聴き入るだけでした。
養成講座の20講座では相続の勉強は終わりません。
これからスタート。そして一生勉強。その気持ちがなければ引退です。
笑い話です。
バスに乗ったことがないおばあさんが、初めてバスに乗りました。おばあさんは、次の停留所で降りたい場合、その停留所に着く直前にブザーを押せばいいんだなということに気づきました。するとブザーが「ブーッ!」と鳴って、運転手さんが停めてくれるわけです。
そして、おばあさんが降りたい停留所が近づいてきました。
おばあさんは立ち上がって、降り口に近づいていきましたが、両手が荷物でふさがっているため、ブザーのボタンが押せません。
そこで、おばあさんはどうしたでしょう?
おばあさんは、やむを得ず、運転手さんに向かって言いました。
「ブーッ!」
というお話です。
さて、ここで運転手さんの気持ちを考えて見てください。
おそらく、おばあさんが降りたいんだということはわかると思います。しかし、ブザーのように「ブーッ」と言われるよりは、「運転手さん、次で降ります。」と言って欲しいのではないでしょうか。
意味さえ伝わればよいというものではなく、私たちは「人として」扱って欲しいのです。解決すればよいというものではなく、人格的な触れ合いを求めているのです。
多くの男性(私のことです)は、解決策を提供するだけで、女性(妻)の気持ちを本気で受け止めようと、していないようです。
んーーー。 ・・・・またまた反省!
ダントツでトップ1だったのが、「話を最後まで聞いてくれない。」ということでした。
夜、帰宅した夫に、その日のことを話すと、どうなると思いますか?
「あなた聞いてよ。今日ね、近所の奥さんからこんなこと言われたのよ。悔しいわ。」などと話すと、
「そんな時は、こうすればいいんだよ。」と解決策の提案やアドバイスが帰ってきてしまい、多くの主婦が「話すんじゃなかった。」と思うそうです。
「解決してほしいんじゃない。わかってほしいだけなの。」
「答えがほしいんじゃない。最後まで聞いてくれて、『そうか、悔しい思いをしたんだな。』って共感してくれれば、それだけで気持ちが楽になったのに。」
これは、圧倒的に多くの主婦の声だそうです。
(私も気をつけないといけません・・・。)
多くの男性は、問題に対して、解決策を考えます。
「・・・こうすればいい。・・・だったら、こうしよう。」
しかし多くの女性は、「ただ言いたいだけ。」「聞いてもらいたい。」
言うだけ言って共感してもらえると、スッキリして気持ちもおさまり、
「でも、仕方ないかもしれないな。」と気づくことがあるようです。
その気持ちをわかってあげられない!そこまで待ってあげられない! 男性(私)も多いのではないでしょうか。 反省・・・!
相続アドバイザー協議会 専務理事 内藤 雄先生による
「元、マチ金が明かす、借金と相続の現場」の講座がありました。
内藤先生の話には、なぜ、こんなに引き付けられるものがあるのでしょうか。それは、そこに正義があるから!真実があるから!強さがあるから!話を聴いてくれる安心や信頼があるからでしょうか。
貸金業法等の改正により上限金利が引き下げられました。消費者金業界も収益悪化により再編を迫られています。現在、消費者金融のバックには大手銀行がついています。
多重債務者問題も深刻化しています。借り入れ5件以上債務者は約230万人、この人たちの平均借入総額は約230万円。自己破産者はこの5年間で100万人を超えています。そして、自殺者も大きな問題です。延滞者には厳しい取り立てが待っています。
多重債務問題は、貸す側だけの問題ではありません。借りる側にも問題があります。どこまでいってもイタチごっこです。団体信用生命保険が廃止になりました。命を担保の保険です。借金は相続されます。民法の原則です。
内藤先生は養成講座でも、「借金と相続」をテーマに講義をされています。「借金は命がけで返す。しかし、命に代えて返す必要はない。」「借金のことは、誰にもいえない。しかし、言えた人は立ち直れます。」家族に打ち明けることができれば解決できる。なんとか救いたい。
相続アドバイザーとして最も大切なことは聴くことです。受け止めて、理解してあげることです。答えはその人のなかにあります。一緒に目標を決めて、全人格をかけて問題解決にお付き合いすることです。そのためには、ネットワークの力を借りることです。独りよがりな知識・体験に頼らず専門知識や知恵を借りる。
相続アドバイザー協議会には素晴らしいネットワークがあります。
長男も、次男も、嫁いだ妹も平等に権利があります。
しかし、平等を主張すると話はまとまりません。
平等は公平ではないからです。
現代は、平等があたりまえのように教育されています。
男女平等、差別やいじめの無い社会を目指しています。
しかし、それが過剰な自己主張や権利主張をゆるしているような気がします。
平等と公平は違います。
たとえば、兄弟みんなにお年玉をあげるとします。一人1万円。これは平等です。しかし、もらう兄弟が大学生と小学生と幼稚園の子の場合、公平といえるでしょうか。
大学生は1万円、小学生は3千円、幼稚園児は2千円。
このくらいが公平かもしれません。
公平は平等とは違い、相手の立場や状況を考慮することです。
そのためには、謙虚さと、感謝の気持ちが必要です。平等じゃないことを嘆く事無く、常に公平だと思い感謝することが大切です。
年金の問題も、払う人、もらう人双方が、謙虚さと感謝の気持ちで、平等にではなく、公平にを考えて対応すれば、将来「美しい国」ができるような気がします。明るい未来はすぐそこです。
税理士 奥原 章男先生による
「相続の現場でお客様に信頼を得るには」の講座がありました。
相続発生後、一番大切なことは何ですか・・・・?
それは、遺産の分割です。そして、次が納税です。
この相続を無事に終わらせることです。節税はずーと後です。
納税は現金一括納付が基本です。土地の物納が困難になった今、納税するためには、早めの遺産分割が不可欠です。
延納の場合の利子税は4%~4.5%
分割協議が整わないための延滞の場合の延滞税は14.5%
相続財産の多くは不動産。亡くなった父の名義では、不動産を売ることも担保に入れることもできません。
「総論賛成、各論反対」。遺産分割協議は、損得だけで決まりません。相続人同士の感情が「銭・金の問題ではない」状況にする場合もあります。そこを、どう取り持つか?策戦と人間力がためされます。
そして、必ず最後は全員が「しょうがない!しょうがない!」で終わります。分割協議をまとめることとは、妥協してもらうことです。
納税申告のため、数々遺産分割協議を手がけた奥原先生の、臨場感あふれる講座でした。そして、やはり最後はすべて人間力のようです。
ゆるしの実践 -ゆるしを選ぶ
・「ゆるしたくない」という思いはブーメランのように自分に返ってくる。そんな苦しみとはさよならすると決意する。
・ゆるしたい人に手紙を書く。心のうちをありのままに書き、投函せずに破り捨てる。
・詩を書くのも、ゆるしに役立つかもしれない。思っていること、感じていることを、飾らずぞんぶんに表現する。
・ゆるしとはただ心の安らぎだけが目標であり、他人を変えたり罰することではないと、理解する。
・自分を傷つけた人を、ゆるしとは何かを教えてくれる最良の教師とみなす。
・他人をゆるすとき、実は自分がゆるされているのだという真実を思い出す。
・自分のためだけでなく他人のためにも祝福し、祈り、そのことを大切に考える。
・ゆるすことは、その人の行動に同意するのでも、人を傷つける行動を肯定するのでもないということを、思い出す。
・ゆるしがもたらす喜びと心の安らぎを楽しむ。
☆ 穏やかさと優しさは、ゆるしのきょうだいだ。
☆ ゆるせば、人生の重荷がうんと軽くなる。
☆ ゆるしは、早すぎることも遅すぎることもない。
「ゆるすということ」より
私たちは、自分にこだわってしまい、感情を自分でコントロールできなくなってしまうことがあります。ゆるすことによる自由、ゆるすことの大切さを学ばせていただきました。
ありがとうございます。
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上級アドバイザー
旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
土地選び方セミナー講師